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讃岐丸 (宇高連絡船・2代) : ウィキペディア日本語版
讃岐丸 (宇高連絡船・2代)

讃岐丸(さぬきまる)は、日本国有鉄道四国総局宇高船舶管理部(宇高航路)に在籍した客載車両渡船である。信号符字はJG3385。同名を持つ宇高連絡船用船舶としては2隻目である。
== 概要 ==
老朽化により1974年(昭和49年)6月に退役した車両渡船第三宇高丸の代替として、当時まだ増加傾向にあった旅客需要にも対応するため、阿波丸建造から約7年の空白を置いて建造された伊予丸型第4船〔古川達郎 鉄道連絡船100年の航跡p202 成山堂書店1988〕〔萩原幹生 宇高連絡船78年の歩みp121、p338 成山堂書店2000〕。日立造船で設計、内海造船瀬戸田工場で建造、1974年6月28日に竣工し、7月20日に就航した。
船の大きさや客室の一般配置は伊予丸、土佐丸、阿波丸の前3隻に準じたが、グリーン船室乗船口の廃止や主機の変更とマルチプルエンジン化〔古川達郎 鉄道連絡船100年の航跡p201 成山堂書店1988〕、バウスラスター出力増強、船員居室の配置変更など随所に大幅な仕様の変更が見られた(後述)。
当初の塗色は小豆島オリーブをモチーフにしたものであったが、本船のみ帯状に塗り分けられていた。
1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化にあたっては、四国旅客鉄道(JR四国)に継承された。1988年(昭和63年)4月の瀬戸大橋線開通による宇高航路普通便の廃止前の同年3月19日から内海造船瀬戸田にて、船首部客室窓の大型化や客室屋根の展望デッキ化など、JR四国の観光船とするための大幅な改造工事を行った。
船体塗色はオリーブからJR四国のコーポレートカラーである水色に変更されて観光船として営業していたが、1996年(平成8年)に退役した。インドネシアのDharma Lautan Utama社に売却され、現在はカーフェリーに改装されて「Dharma Kencana I」として就航している。

ファイル:Rennrakusenn JRsikoku sanukimaru.jpg‎|JR四国 観光船 讃岐丸
ファイル:Rennrakusenn JRsikoku sanukimaru rast.jpg‎|JR四国 観光船 讃岐丸 引退前


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「讃岐丸 (宇高連絡船・2代)」の詳細全文を読む



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